今まで何とか、だましだまし使っていたプリンターが、いよいよ使い物にならなくなりました。
A3での出力が必要なため、数年前に買い替えたものです。
もともとPC との連携があまりスムーズでなく、最初の1枚がプリントアウトされるのに時間がかかり、その点は少し不満でした。
しかしそれ以外は、きっちり働いてくれていました。
それが半年位前から、頻繁に紙詰まりが起こるようになりました。
紙送りのローラーに不具合が生じたのか、しまいには用紙トレイからの給紙ができなくなりました。
その時点では、替えのインクもたっぷり備蓄があり、使用を諦める踏ん切りがつきませんでした。
仕方なく後ろの給紙口に紙を置く方法で、使用し続けていました。
しかし昨日とうとう、後ろの給紙口のローラーも故障したようで、何度やっても紙詰まりになります。
この数か月、紙詰まりで無駄にした紙は、ゆうにプリンター用紙一束を超えると思います。
現在は常に「紙詰まり」のアラートが表示され続け、スキャンもコピーも不可能な状態になりました。
師走を迎え慌ただしい中、ついにプリンターを買い替えなければならない事態を迎えてしまいました。
百歩譲って買い替えは良いとしても、設定の事を考えると憂鬱になります。
機械が壊れるときは続くもので、プリンターと悪戦苦闘した後、今度は車に不具合が生じました。
エアバッグのシステムに、故障があるようです。
約束したお客様の所へ向かうため、エンジンをかけた途端に、アラートが鳴り響きました。
「昨日まで、何でもななかったのに・・・。」
冷や汗が出てきました。
約束の時間が迫っていたので、出発しないわけにはいきません。
「動くかな?」
不安でしたが、走行には問題ありませんでした。
お客様との面談を済ませ、ディーラーに急行しました。
調べてもらったところ、エアバッグシステムのコンピューターの不具合だそうです。
処置としてはそのコンピューターの取り換えと言う事ですが、ドイツから部品を取寄せて修理するため時間がかかると言われました。
安全に拘わることなので、一も二もなく修理を依頼しました。
私自身はドイツへなど行ったこともないのに、まったく贅沢なことだと嘆くことしきり。
と、そこに、社員の方が何か大きいものを持って、こちらに近づいて来るではありませんか!
「来年のカレンダーです。
荷物になりますけど、よろしければご利用ください。」
そう言って、大ぶりな包みをくださいました。
げんきんなもので、気持ちが一瞬で切り替わり、とても嬉しくなりました。
「おお、かっこいい!」
家で包みを開けた途端、ここ最近一番の笑みが浮かびました。
今朝、ディーラーから連絡があり、修理代は¥84,000かかるそうです。
安全に拘わることなので、もちろん修理をお願いしました。
このカレンダーを¥8,4000で買ったと思い、自分を慰めることにしようと心に誓いました。
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