April 24, 2018

成年後見制度の概要について、今迄4回に渡って簡潔に説明してきました。

今回は結びの回として、平成29年3月に閣議決定された「成年後見制度利用促進基本計画」にフォーカスして、成年後見制度の今後の流れ・方向性について見ていきたいと思います。

成年後見制度は平成12年4月に施行されましたが、日本の利用者数は欧米に比べて、かなり少数に留まっています。

最高裁判所の資料によると、平成28年の成年後見制度の利用者数は20万人強です。

他の先進国における成年後見制度の利用者は多く、例えばドイツでの後見制度利用者は270万人と言われていますので、他国に比べ...

April 18, 2018

今回は後見の手続きについて、東京家庭裁判所の「成年後見申立の手引」を参考にして、申立から後見開始までの流れを確認します。

①申立までの流れ

まずは申立をする裁判所ですが、本人の住所地(住民登録地)を管轄する家庭裁判所となります。

申立ができるのは、本人、配偶者、4親等内の親族、成年後見人等、任意後見人、成年後見監督人等、市区町村長、検察官になります。

申立準備としては、次の流れとなります。

 1.必要書類を集める

 2.申立書類の作成

 3.申立書類の提出

また「必要書類」の内容は、次の通りです。

 (1)申立書類(申立書、申立事情説明書、親族関係図...

April 5, 2018

①法定後見と任意後見の違い

法定後見は「判断能力が低下した後」で、「家庭裁判所が判断」し、「家庭裁判所が後見人を決定」します。

一方、任意後見は、「判断能力が低下する前」に、「自分の意思で契約」し、「自分で後見人を決め」ます。

これが、両者の大きな違いです。

また更に後見開始後も、任意後見では(法定後見と違い)資格のはく奪や権利の制限がありません。

法定後見の方は前回も書いた通り、現状180余りの欠格条項があり、多くの士業、公務員、医師、教員、会社役員などになる事(続ける事)ができません。

2018年1月10日付の日経新聞には、成年後見制度の利...

April 3, 2018

①後見の種類

広義の後見制度には、「未成年後見」と「成年後見」の2種類があります。

「未成年後見」とは、親権を行う者がいない場合、若しくは親権を行う者が管理権を有しない場合に、その未成年者の法定代理を行う制度の事です。

一方「成年後見」とは、「ある人の判断能力が精神上の障害により不十分な場合(認知症高齢者、知的障害者、精神障害者)に、その人を法律的に保護し、支えるための制度です。

(成年後見の定義について、東京家庭裁判所立川支部「成年後見申立の手引」より)

「成年後見」に関しては、更に「法定後見(法律による後見)」と「任意後見(契約により後見...

March 15, 2018

①高齢化社会の到来

昨年話題になった本に、「未来の年表」(河合雅司 著;講談社現代新書)があります。

そのショッキングな問題提起に接し、私も認識を改める部分が多々ありました。

主だったものを目次から引用すると、次の通りです。(すべて日本の事です)

(以下、目次より引用)

2020年 女性の2人に1人が50歳以上に

2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国へ」

2026年 認知症患者が700万人規模に

2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる

2040年 自治体の半数が消滅の危機に

(引用終了)

「2024年の超・高齢化大国へ」というの...

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