静岡県伊東市 かねこ行政書士事務所

2020年8月26日2 分

2人世帯に潜む不安

2人世帯に潜む不安、それは将来の単身世帯候補である事です。

高齢化社会を迎え、現代では単身世帯や夫婦だけの2人世帯が年々増えて来ています。

この傾向は都会に限らず、地方にあっても同様に増加傾向にあります。

また都会では近所付き合いも希薄になる傾向があり、周りに頼れる人間関係が構築できていないケーズも散見されます。

しかし一概に2人世帯と言っても、子供が近所に住んでいて別々に家を構えている場合であれば、通常は心配無用かと思われます。

また子供は遠方に住んでいても、ご兄弟やご親類が近く住んでいるという場合も、不安の度合いは低くなるでしょう。

しかし近隣に、子供や頼るべき親類縁者がいない場合には、元気なうちに何かしらの対策を考えておく必要があります。

ご夫婦が健康で相補い合えるうちは、何の不安も感じないかもしれません。

しかし配偶者にもしもの事があった時、途端に様々な心配や不都合が生じる可能性が高まります。

それは大きい確率で、起こり得ることです。

そんな時に途方に暮れないために、現在どんな手を打っておけるのか?

そんなことを考えておくと、今目の前にはどのような課題があって、その課題に対してどのような対策や選択肢があるのかが、はっきり見えてくるでしょう。

そのような分析を行い、不安の正体が分かれば、怖さは半減します。

<目の前の課題を洗い出し、対応を考える>と言うことは、取りも直さず、終活の究極の目的に他なりません。

これから先の人生を安心して過ごすため、気が付いたところから、終活を徐々に進めていくことがとても重要です。

先々に想定される問題点や不安をあぶり出し、一つずつ検討して対策を立てる。

自分一人ではどうしようもない事や、委任する必要がある事は、専門家や士業に相談をして具体的な対策を用意しておく。

そこまで対応できれば、安心でしょう。

「備えあれば患いなし」

手を打てることは、早めに不安の芽を摘んでしまうこと。

今後の人生を安心して明るく過ごすためには、それが重要なキーになります。

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